【えりのブレサン日記】Vol.6 ちょっと一言よろしいですか?

文=木村英里、写真=オガワブンゴ

【えりのブレサン日記】は、川崎ブレイブサンダースが好きすぎるあまり、あくまでも勝手に!木村英里が川崎ブレイブサンダー愛を綴るコラムです。

いやぁ、何から書きましょうか・・・

まずは時系列に・・・11月10日に行われたGAME1から。

試合前、同じ川崎市を本拠地とするサッカーチーム「川崎フロンターレ」2連覇達成!という大変嬉しいニュースが届きました。
川崎ブレイブサンダースもその流れに続けとばかりに迎えたアルバルク東京戦。
先月行われた対戦での辛い連敗の記憶・・・(Vol.3連敗がなんだ!をご覧ください
3週間で迎えたホームでの再戦、でもあの時とは違う!選手たちの負けたくない、やり返すぞ!という思いが全面に現れていて興奮させられました!

「目を覚ました勇者たち」

ニック・ファジーカス選手込みでの練習ができるようになり、チームオフェンスがいい形で得点できるようになったこと。
選手がまんべんなく点を取れたこと。本来の姿が戻ってきた!と嬉しくなりました。
ニック大先生の帰還!最近のニック選手の活躍ぶりを見ていれば、手術前の昨シーズンと同じくらいにできていると感じますよね。
でも、北卓也HCは「まだ上がるだろう。(手術したことで)昨シーズンより動けるはず!期待している。」とおっしゃっていました。
GAME1の4Q、ファウル3つになり交代させられたニック選手について「怒っていた」と笑いながら明かしてくれたことも付け加えておきますね(笑)
この先もずっと、大黒柱ニック選手から目を離すことなんて、できるはずもないのです。

そして、ちょっと前節へと話は遡り・・・7日に行われた富山グラウジーズ戦で辻直人選手がキャリア7シーズン目で通算4000得点を達成!!
不調に苦しんだ我らのエースが完全復活しかけています!
GAME2後の会見で「出た芽が今日はまた引っ込んでしまった」と語っていましたが、強い芽が出て一段と大きな花が咲くと信じています!
さらには、辻選手の記録に続き、GAME1では篠山竜青選手がB.LEAGUE1000得点を達成!!
自身より早く達成している選手が多くいると謙遜していた篠山選手でしたが、
チーム内にたくさん点を取る選手がいる中で、コツコツと大事なところでキャプテンが決めてきてくれた結果であり証だと思うのです。
ここぞの一撃をこれからもお願いします!
改めて、辻選手、篠山選手、記録達成おめでとうございます!お二人の更なる記録更新を期待しています。

それにしても、鎌田裕也選手が得点を決めると本当に会場が湧きますよね!
あのスリーポイント気持ちが良かったです!
鎌田選手といえば、昨シーズンクォーターファイナルの千葉戦でのこと。
鎌田選手がパーカー選手を背負いながら得点を決めたシーンですよね!鎌田選手の頑張り、努力、奮闘ぶりはチームのみなさんのみならず、私たちファンもずっと見ていました。
だからこそ、あのシュートが決まった時の、ベンチやベンチ後ろの白く染まった川崎ファンが一斉に立ち上がって喜ぶ様子が今も目に焼き付いています。
向かいの記者席から、本気で混じりたかったと思ったシーンの一つですね。

昨シーズンはラジオの応援番組で選手やコーチのみなさんとお話する機会も多かったのですが、鎌田選手はお会いするごとに表情や言葉に自信がみなぎってくるのがわかりました。
A東京戦でもジャワッド・ウィリアムズ選手と対戦し、ミスマッチと言われていましたが私は負けていなかったと思います。
それでも確実にスリーポイントを決めてくるのが元NBA経験者なのでしょうね。
これからも鎌田選手の静かな闘志、自分より大きな選手との戦い、あのたくましい肩幅に注目し応援していきましょう!
これは独り言ですが・・・鎌田選手がスリーポイントを決めた試合って負けない気がする・・・

さてGAME1終了後、A東京のルカHCも「厳しい状況の中、川崎の方が気持ちが強かった、おめでとう。昨シーズンから10回以上戦っている、お互いの手の内はわかっている中で、そこをしっかり探り合い止められるかだ。戦術面よりメンタル!」と会見で語っていらっしゃいました。
そうですよね。何度も見た対戦、でもいつも激しくレベルの高い試合を見せてくれるから、ファンとしてはとても楽しいのです。

そして迎えた翌日、GAME2。前日と同じようにいかないのがバスケットボールの面白さで難しさですね。
GAME1とは逆の展開に。
A東京は、強度の高いディフェンス、決して気を緩めない高い集中力、要所要所高確率で決まるスリーポイント、川崎に流れが来る可能性のあるタイミングでは必ず流れを断ち切るなど、さすが優勝チームでした。

むしろここからが今回のコラムの本題でしょうか。

GAME2はなぜ荒れた展開になってしまったのか。
試合後、私たち取材陣はプレスルームに向かいます。
そこで両チームHC会見が行われるわけですが・・・プレスルームのなんとも言えない空気。
重いとかではなく、よくわからなかった、そんな空気でした。
観戦していたみなさんはどうでしたか?私は帰宅後すぐに試合を見返しました。

明らかにファウルなものが取られなかったり、笛を吹くべき重要なポイントを何度も見逃され、フラストレーションが溜まり続けてしまった川崎。
どんな展開であろうと冷静に戦い切ったA東京が試合巧者であったことは言うまでもなく。

そしてチームはもう前を向いて次へ進んでいます。ただこのモヤモヤを残したまま、私は次には進めそうにありません。

退場となったことに関して、ご自身で「初めてです」と語った北HC。
そこに至るまで多くの布石がありましたよね。
それは1Qから始まっていたようです。
長谷川技選手が二つ目のファウルを取られた時、小島元基選手に本当に触れていたのでしょうか?
藤井祐眞選手がファウルを取られたシーン、馬場雄大選手のオフェンスファウルではなかったでしょうか?
残念ながら川崎にとって不利かなと思われる判定がいくつかあったことは事実です。
でも、これは試合の中で起こる仕方のないこと。

しかし、2Qで導火線に火が付きます。
田中大貴選手のシュートシーンでゴールを掴んだアレックス・カーク選手に対し笛が吹かれず抗議をした北HCに警告が与えられました。
審判とやり合うことが無いといいけれど・・・そんな予感が徐々に的中し始めます。
直後、明らかな田中選手のダブルドリブルも見逃されました。これに対し、もちろん選手たちがアピールしたことは言うまでもなく。
審判の導火線も短くなり、お互いの沸点も低くなっていったことは容易に想像できますよね。

迎えた後半。
A東京オフェンスシーンで、8秒ルールが見過ごされます。
これは川崎ベンチが気が付いていましたね。
そして一つ目・・・すでに火がついて短くなり始めていた導火線、ついに爆発を始めます。
辻選手がスリーポイントシュートを打った際、馬場選手が深くもぐり込んできました。
危険なシーンなのにノーファウルであったことに対しアピールをしたため、北HCへテクニカルファウルが与えられます。
危険な行為を受けた選手を守るための抗議をした北HC、この判定には思わず苦笑い。
続いて、林選手がフリースローを打っていたところでベンチにテクニカルファウル一つ目が与えられます。
恐らく、コート上では審判と辻選手が話していたので、直前のプレーが危険だったという旨を伝えていたのでしょう。
しかし、聞き入れてもらえないことに対して川崎の選手も相当フラストレーションが溜まってしまっていたのでしょうか。

そんな中迎えた4Q、川崎が意地を見せてくれましたね。
そんなプレーを見て、会場が一つに。
それでも集中力が途切れないA東京という試合展開の中、試合時間も残り30秒ちょっとというところで、辻選手のシュートシーン。
再びベンチテクニカルが取られました。
結局、ベンチプレーヤーなどが3回テクニカルファウルを犯したことで、それを記録された北HCが退場処分となったわけです。
「しょうがないなって感じでしたね」と試合後に冷静に振り返った北HC。

ルールは大事です。
川崎が反省すべき点も多々あったでしょう。
どんな時も冷静であれ!A東京は冷静でした。
集中していました。
熱くなることも大事、熱くなる中でどれだけ冷静に状況判断できるか。冷静と情熱のあいだってバスケでもストーリーができそうです。
試合中、審判と別の試合を始めてはダメですよね。
長いシーズン戦っていれば、そういった試合やシーンにぶつかることもあるでしょう。
そんな時、どう戦うのか。どう覆すのか。これも課題になりましたね。
どうしても選手たちがクレームを言いたいこともたくさんあると思います。
あまりにも、もう我慢できない!そんな時、カンペに書いて出してください。私が代わりに全部言います!本当、そんな気持ちでした。

ただ川崎だけが悪かったのでしょうか?そこで・・・言いたいことは言わせていただきたいと思います。

「ちょっと一言よろしいですか?」

審判が試合を作ってはいけない。審判が試合を壊してはいけない。
GAME2では、審判が試合を壊してしまった面もあると私は考えています。
数多くの抗議に審判もフラストレーションが溜まると思います。お互い人間ですから。
でも、選手に冷静さを求める審判が熱くなっては意味がありませんよね。
川崎があれほど抗議をしたのはなぜだったのか、そこを考えていただきたいのです。
審判もミスを犯します。人間ですからね。
ただ限度の問題があります。明らかなミスの数々、一人のバスケファンとして簡単に認めることはできません。
川崎、A東京両チームとも疑問の残る判定はありました。
しかし両HCに対して、不平等さを感じざるを得ない現状を作ってしまうことは避けなければならないでしょう。
ハーフタイムやタイムアウト間、チームが修正するのと同時に審判も修正すべき点を確認しあったりしないのでしょうか。
審判が3人もいるのに。
私ですら、帰宅後に試合を見返しました。審判の方々が今回の試合を見返してくださっていることを願います。

試合終了直後、審判に対してブーイングがあってもおかしくないと思っていたら、あっという間に審判のみなさんは撤収されていましたね。
ファンはお金を払って試合を観に来ています。
B.LEAGUEが発足して3シーズン目。
日々、各チームと選手が努力を重ねレベルアップに励んでいます。ファンも同じですね。
みんなで成長しながら作り上げているB.LEAGUE。
私は、そんなB.LEAGUEが素敵だと思います。だからこそ、携わる審判にも同様の努力が求められるのではないでしょうか。
審判のレベルアップは今までも言われてきました。これを機に、もう一度考えてみて欲しいですね。
お互いに反省すべき点は反省をし、見直す点は見直して。今後、今回のような審判対チームという場面を見ずに済みますように・・・

結果として、川崎は次節のレバンガ北海道戦GAME1、北HCはベンチに座ることができません。
でも、大丈夫!
北HCは、コーチ陣の育成についても常日頃考えていらっしゃいますから。
いつかこんな日が来ても大丈夫なようにと、アーリーカップでは佐藤賢次ACが指揮を取られていましたよね。経験は十分!

また、普段とは違って試合を客観的に見ることで、北HCにも何か発見があるかも知れません。
これを経て、愛するチームがどう成長を遂げるのか、みなさん一緒に応援すると共に注目していきましょう!

さて、今回もトピックスを気分転換に少しだけ。

筑波大学出身の仲良しなお二人、青木保憲選手と馬場雄大選手。
試合前の談笑シーンと打って変わって、試合中はマッチアップも見ることができました。馬場選手も今や日本代表に欠かせないメンバー。
青木選手も、もっともっと大きな選手としてレベルアップしていく姿を今から見るのが楽しみです。

THUNDERS KITCHENで販売されていたニックスムージー、私もいただいてきました。
アメリカ時代からいつも飲んでいるなんて、これを飲んだらニックのように大きくなれるのかしら。
実は、私も日々スムージーを飲んでいます。小松菜などをよく入れるので、グリーンスムージー。
勝手にそんなスムージーを想像していると、甘いスムージーの登場!
中身を伺ったら、りんご、いちご、パイナップル、アボカド、オレンジジュース、ヨーグルトとのこと。ほぼミックスジュース!(笑)
お子さんにも喜ばれるスムージーでしたね!
お味は、バナナといちごの甘さを感じつつパイナップルのおかげで喉越しはサッパリ爽やか!
アリーナの外はポカポカ陽気だったので、シャリシャリ感がとてもおいしかったです!

最後は大切なサンダースファミリーのみなさん!2日間、会場でお声を掛けてくださったみなさん、ありがとうございました。そんな時、「SNSであのコメントしたの私です」などと教えてくださることがとても嬉しいです!なかなかみなさんのお顔とお名前が一致できず申し訳なくて・・・いつもありがとうございます。

そして、2階から呼んでくださった可愛い女の子たち。すぐ上へ会いに行ってきました!呼びかけてくれてありがとう!
行ける限り、どこへでもご挨拶に伺いたいと思います。フットワーク軽いほうなので(笑)

さぁ、現地へ行ける人も行けない人も心は一つ!帯広へ!!

川崎ブレイブサンダース
《クラブ》力強くスピード感あふれるプレーで、最後まであきらめず勇敢に戦う戦士達を意味しています。
《ホームタウン》神奈川県川崎市
https://kawasaki-bravethunders.com/

木村英里 Eri Kimura
バスケの魅力にハマったフリーアナウンサー。テレビ静岡・WOWOWを経て現在はラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。川崎ブレイブサンダースファン。
twitter:@kimuraeri / Instagram:@39elly39

関連記事一覧