【えりのブレサン日記】Vol.25 一家団結〜家族の声援を背に〜

文=木村英里、写真=オガワブンゴ

【えりのブレサン日記】は、川崎ブレイブサンダースが好きすぎるあまり、あくまでも勝手に!木村英里が川崎ブレイブサンダー愛を綴るコラムです。
 
 

今シーズン2度目のレバンガ北海道戦。
試合結果はGAME1、95−75、GAME2、92−77と川崎ブレイブサンダースが連勝を飾りました。数字だけを見れば似たようなスコアでしたが、この2日間、会見場に現れた北卓也HCの表情やコメントは全く別物でした。

1点の重み

GAME1終了後の第一声は「良いゲームをやってくれたと思う。」でした。
福岡戦、横浜戦でも課題に上がっていた失点について「75失点以内に抑えてほしいと思っていたので、そこをクリアできたのがひとつポイントになった。」と、ある程度納得の出来だったことを伺わせました。さらに穏やかな表情も少し滲ませながら「内容的にはチーム全員で集中してやってくれた。控えのメンバーも全員出すことができたので、タフなスケジュールが続くがタイムシェアができる。今日はよく頑張ってくれた。」とコメントされていました。

しかしながらGAME2終了後は、厳しいお顔で登場。
試合後のHCインタビューをご覧になっていたみなさんはそのお怒りの温度はお分かりですよね。失点について聞かれたから怒りを抑えられなかったそうですが、会見でもその点にもちろん触れていらっしゃいました。
「連勝できて、選手はよく頑張ってくれたと思いますが、内容的には良くなかった。」そう語り始めた北HC。失点の目安75について、「最終的に77失点ということで、目標をクリアすることの大切さ、1本の重みを意識しながらオフェンスもディフェンスもやらなければいけないと思う。今後に向けてはそういったところが大切になる。」と淡々とお話をされていました。

優勝をするために、そしてまだ3戦残っている中地区1位アルビレックス新潟BBとの直接対決を前に、1戦1戦負けられない重要な試合であることは全員周知の事実。たった1本でも簡単に決められること、シュートを許してしまうことがどれだけ危険か。試合終了のその瞬間まで油断してはならない、集中を切らしてはならないのです。水曜日には新潟アウェイに再び乗り込んでの勝負。その前にお灸を据えられた形となりましたね。

ただGAME2でも良いところが無かったわけではもちろんありません。「前半は、谷口。後半はファウルトラブルで出た鎌田。良くやって、スタートメンバーと遜色ない活躍を見せてくれて、非常に収穫。非常に嬉しい活躍だった。」と、谷口光貴選手、鎌田裕也選手の名前を挙げて活躍を喜んでいらっしゃいました。

谷口選手はGAME1で6得点、GAME2では9得点の活躍。
また鎌田選手は、数字では表れないですがバイロン・ミュレンズ選手と体をぶつけて守っていたりと、本当に体を張ってプレーをしている姿に胸が熱くなりました。以前、鎌田選手にお話を伺った時、静かな声で「怖いという思いがないわけじゃない。」そう語っていたことを思い出します。だからこそ、鎌田選手より大きな外国人選手との対戦のシーンは普段以上に力が入って見てしまうのです。なかなか出場機会を得られない中で難しいことも多々あると思いますが、準備万端だった鎌田選手は本当に素敵でした。
そんなおふたりの活躍を喜んだのは、北HCや川崎のメンバーだけではありません。もちろんファンのみなさんも同じ気持ち。記者席で聞いていると、みなさんの歓声、声援からその思いが伝わってくるのです。やっぱり家族。一家団結ですね。

今、自信を持っている

北HCに、GAME1終了後の会見で谷口選手の起用について伺ったところ「練習で良かったから。」と即答されました。
「練習で見ていて、良い動きをしていた。相手メンバーも見て、谷口を最初に出したら良かったので長く使った。あのようにシュートを決めてくれれば、彼の良いところですから、出たら積極的にシュートを打ってほしい。」と、期待も込められました。

というわけで、GAME2終了後に谷口選手にお話を伺ってきましたよ。
「コートに出た時は自分の良さを出そうとずっと考えてプレーをしていて、それがやっと表現出来たかなと思う。」そんな風にこの連戦を振り返っていた谷口選手。

北HCは練習での姿を評価していましたが「あまり上手くいっていなかった時は、自分の出来ていないことばかり目に付いていて、自分の持ち味などに考えがいっていなかった。一度リセットして自分の持ち味をまず表現できるように取り組んでいった。練習でも良くなっていたので、北HCも見てくれていたのかなと思う。」と自己分析もしっかりしていらっしゃいました。
というのも、3月はじめにいろいろな方とお話をして「良い時もあれば悪い時もある。悪い時は、出来ていないことに目が行くが、自分の良さを出す方を考えれば自然と悪いところは無くなってくる。」というアドバイスをいただいたそうです。そこから、「意識してやってみた」その結果が現れたというわけです。発想の転換。ネガティブな目線や思考がポジティブへ。
「今、自信持って出来ている。割り切ってスムーズに判断も出来ている。」自ずと谷口選手の表情や言葉にも変化がありました。おそらく、私がこれまでお話を聞いてきた中で、もっとも力強い言葉を発していたと思います。
迷わず行く!の表れでしょう、積極的にアタックするシーンも見られましたよね。「昨日も今日もブロックされちゃったので、あと問題はフィニッシュかな(笑)」なんて笑いながら語る余裕も出てきた谷口選手。何か吹っ切れてスッキリしたような印象を受けました。

最後に「今日の試合がひとつのきっかけになればいい。今の考え方や良かったところを続けてやっていきたい!」と語ってくれました。新潟戦でも臆することなく自信を持ってプレーする姿を見せてください。川崎のファン、ファミリーの思いも背負って、王子が一皮剥けそうです!
 
 
ここからはプチトピックスを。

川崎のお兄さん

篠山竜青選手がベンチにいらっしゃる時、若手選手に声をかけアドバイスをされている姿をよく見かけます。まさに一家団結なシーンのひとつ。頼りになるお兄さんですよね。お父さんである北HCも「さすがキャプテン」なんておっしゃっていました。
私には兄弟がいないので素直にうらやましいなと思うシーンのひとつでもあるんですよね。

ファッショナブルチームへ

今回はファッションの前にまずこちらから。ハードスケジュールを前に髪を切られた北HC。今回は後ろ姿の刈り上げが若い印象を与えています。そんな北HCのプチ情報。大学時代からずっと同じ美容室に通い、ずっと同じ方に切ってもらっているそうです。さすが北HC、ブレません。

 
冬に逆戻りしたかのような寒さだったGAME1。ベンチも比較的暗めな色合いで。

 
今回は、控えめなチームカラーをテーマに挙げてみます。
ネクタイにチームカラーを取り入れたオシャレ番長・大島頼昌さん。そんな大島さんのオリジナルカレンダーを作ったというファンの方と遭遇しました!毎月、お気に入りの大島さんのお写真を眺められるのですね。これには大島さんご本人も驚いていらっしゃいましたが、すごくうれしそうなご様子でした。さらには「名前入り応援ボードを作ってくださった方もいたんです」と教えてくださいました。番長人気はすごいですね!


 
話は逸れましたが、ネクタイに注目したいもうおひとりが佐藤賢次ACでした。
佐藤ACのスタライプ柄のネクタイはよく見ると、細めのラインが濃いめのピンクでオシャレ。でも遠目に見るとチームカラーに見えなくもない・・・さり気ない!(笑)

 
みなさんがオシャレにこだわるほど、そのこだわりを見つけるのって結構大変なんですよね(笑)
 
そして勝又穣次ACは胸元のポケットチーフで控えめなチームカラーを演出。全身ブラックコーディネートだからこそ目立つ、オシャレ上級者って感じですね。

 
さぁ、そして番外編。
今節、そんなオシャレ上級者に挑むファンの方を発見しました!勝又ACを真似たというファッション、素敵でしたよ。

みなさん憧れのブラック穣次スタイル!男女問わず「素敵」「カッコイイ」の声が聞こえてくる人気ぶりです。

私が勝手に始めたファッションチェック。
ついにファンの方のファッションをもチェックする日がやってきました。川崎は優勝のみならず、Bリーグでもっともファッショナブルなチームも目指しましょうか。バスケって、他のどのスポーツより、ファッションや音楽とリンクすると思うのです。
それにしても、ファンのみなさんのファッションまでもを刺激する川崎スタッフ陣。これは今後さらにハードルが上がりそうです(笑)

 
おしゃれ番長に「我こそは!」と挑む方もこっそり募集します。番長は密かに期待しているはず(笑)
 
 

川崎ブレイブサンダース
《クラブ》力強くスピード感あふれるプレーで、最後まであきらめず勇敢に戦う戦士達を意味しています。
《ホームタウン》神奈川県川崎市
https://kawasaki-bravethunders.com/

木村英里 Eri Kimura
バスケの魅力にハマったフリーアナウンサー。テレビ静岡・WOWOWを経て現在はラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。川崎ブレイブサンダースファン。
twitter:@kimuraeri / Instagram:@39elly39

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